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by fullofphonies
| 2011-01-29 22:38
Moon Palace by Paul Auster ニューヨーク。 ホームレスすれすれにまで堕ちたコロンビア大学生の主人公が、 偶然知った偏屈なおじいさんの頼みを聞いていくうち 会ったことがなかった自分の父親や、事故死した母、祖父などなど の謎や家族の系譜に触れていく。 普通なら、偶然こんなことあるわけないだろう、と突っ込みを入れたくなる ところが多々ある。それでも共感できてしまうのは、一人称の主人公の切 迫感が、こっちに入り込んでくるからだと思う。 見たことはないので知らないが、聞くところによると一時中高年に爆発的 人気を誇った韓国ドラマは、いわゆる「ベタベタな」ストーリーのオンパレー ドらしい。 「冬ソナ」ではヨン様の耳が聞こえなくなったり 恋をした相手が実は妹(姉?)だったり、、、。違っていたらすみません。 普通なら、そんなベタな物語、「そな、あほな」と思ってしまうのだろうが じゃあなんでそんなベタな物語で、あそこまでヒットしたんだろうか。 それは映像全体の雰囲気かも知れないし、主人公のちょっとした仕草とか動きとか セリフかもしれない。何かが見ている人の共感を呼んだのではなかろうか。 話の展開をあれこれ考える前に、もちろんそれも大切なことなのだろうが、 見る人読む人聞く人をその世界に没入させることができれば、 もうそれでいいんじゃないか。 物語はあとからついてくると思う。 #
by fullofphonies
| 2010-09-24 00:12
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by fullofphonies
| 2010-08-20 21:06
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